
こんにちは!
きものあさ川です。
街もにわかに活気づき、年の瀬の訪れを感じます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
いよいよ冬本番。
街がきらめき始めるこの季節、もうすぐ人生の大切な節目「はたちの集い(成人式)」を迎えられる皆様、ご準備は順調でしょうか?
振袖を選んで、髪型を決めて、ネイルも予約して…と、決めることがたくさんありますが、その中でも、皆さまが今、一番悩ましく思っているのが、
「当日のメイク、どうしよう?」
という問題ではないでしょうか。
成人式の後に、同窓会や二次会の予定がある方もいらっしゃると思います。
振袖には振袖の「格」に合わせた品格のあるメイクが、ドレスにはドレスの「華やかさ」に合わせたトレンド感のあるメイクが必要です。
そこで今回は、「振袖にもドレスにも、たった5分の”ちょい足し”で完璧に対応できる」、魔法のようなメイク術を徹底的に深掘りしてご紹介いたします!
今回のテーマは、冬の澄んだ空気感とイルミネーションのきらめきを味方につける…
一生に一度の日を、朝から晩まで「一番カワイイ私」で過ごすための、プロの裏技を詰め込みました🎵
ぜひ参考にしてくださいね ⸝⋆

そもそも、なぜこんなに悩ましいのでしょうか。
それは、振袖とドレスが「二極の個性」を持つ衣装だからです。
⚫︎振袖(和装)
・肌の露出がほぼない(首元、手首のみ)
・厚な生地と伝統的な柄で、衣装自体が「平面的」かつ「重み」を持つ
・求められるのは「品格」「奥ゆかしさ」「凛とした美しさ」
⚫︎ドレス(洋装)
・デコルテ、肩、腕、脚など、肌の露出が多い
・体の「立体的」なラインを美しく見せるための衣装
・求められるのは「華やかさ」「トレンド感」「軽やかさ」
振袖の「品格」に合わせてメイクを完成させてしまうと、ドレスに着替えた時に、少し地味な印象になってしまうことがあります。
逆に、ドレスを想定してツヤツヤ・キラキラにしすぎると、振袖の「格」に負けてしまい、「メイクだけ浮いている…」という残念な結果になってしまうことも。
この究極の二択を解決するのが、今回ご提案する「ホリデイメイク」なのです⭐︎
私たちが提唱する「ホリデイメイク」とは、ただキラキラさせるだけのパーティメイクではありません。
ポイントは、「質感の使い分け」と「計算されたきらめき」。
そして、朝の準備段階では「7割の完成度」で抑えておく、という「引き算の勇気」です。
⚫︎式典(振袖)では…
・ベースは「陶器肌(セミマット)」で品格を
・色は「深みのある血色感」で奥ゆかしく
・きらめきは「瞬きした時だけ光る」程度に隠しておく
⚫︎同窓会(ドレス)では…
・朝の「7割メイク」に「3つの光」をちょい足し!
・「ツヤ(立体感)」「大粒ラメ(華やかさ)」「グロス(潤い)」を重ねて、一気に120%のパーティフェイスに仕上げます。
この「2段階活用」こそが、朝から晩まで完璧な自分でいられる秘密。
では、具体的なステップを、朝の準備から徹底解説していきますね♩

ここが一番の勝負どころ。
夜の変身に備え、とにかく「崩れないこと」「品格があること」を最優先にした「7割仕上げ」のベースを作ります。
振袖は顔に視線が集中します。ヨレやテカリは絶対に避けたいところです!
⚫︎下地は「保湿系」と「皮脂崩れ防止系」の使い分けを!
「とにかく崩したくない!」顔全体に皮脂崩れ防止下地を塗るのは危険です。
特に冬は乾燥で逆に皮脂が出てしまいます。
「Tゾーンとおでこ」には皮脂崩れ防止下地を。
「頬や口周り」の乾燥しやすいUゾーンには、保湿系のしっとりする下地を。
この使い分けが、夜まで続く美肌の分かれ道です ⸝⋆
⚫︎ファンデは「ブラシ」で薄く、コンシーラーは「的確」に
厚塗りは崩れの元です。
リキッドやクッションファンデを、顔の中心から外側に向かって「ブラシ」で薄く薄く伸ばします。
この時スポンジで叩き込むと、さらに密着度がアップします!
クマやニキビ跡は、ファンデで隠そうとせず、コンシーラーを「ピンポイント」で乗せ、境目だけをぼかしましょう。
⚫︎仕上げのパウダーは「ブラシ」でふんわり
パフで乗せるとマットになりすぎるので、大きめのフェイスブラシにパウダーを取り、余分な粉を落としてから、顔全体をなでるようにふんわりと。
これで「内側から発光する」ような陶器肌の完成です。
⚫︎チークは「高め&広め」の血色感を
色は、振袖の色とリンクする「くすみローズ」や「血色感コーラル」がおすすめです。
黒目の下あたりからこめかみに向かって、「頬骨よりやや高め」に、ふんわりと楕円形に入れましょう。
振袖の存在感に負けない、幸福感を演出できます。
忘れがちですが、和装メイクで最も「品格」が出やすいのが眉です!
⚫︎形は「なだらかなアーチ」で「やや長め」が正解
細すぎる眉、短すぎる眉、角度が急な「カックン眉」はNG。
振袖の優雅な雰囲気に負けてしまいます。
基本の形は、「眉山をあまり作らない、なだらかなアーチ眉」です。
そして、小鼻と目尻を結んだ延長線上より、「5mmほど長め」に描くと、顔の余白が埋まり、一気に和装美人バランスに近づきます。
⚫︎色は「髪色よりワントーン明るめ」で垢抜け
黒髪や暗髪の方も、眉まで真っ黒だと「のっぺり」してしまいます。
パウダーは髪色に近いブラウン、眉マスカラは「アッシュブラウン」や「ピンクブラウン」など、少し明るめの色を選ぶと、一気に垢抜けます⭐︎
式典での主役は「色」ではなく、「光」と「線」です。
⚫︎アイシャドウは「ワントーン+締め色」で深みを
振袖の柄に使われている色(例えば、赤い振袖に金の柄なら「ゴールド」や「ブラウン」)をアイシャドウのメインカラーにすると、統一感が出て失敗しません。
アイホール全体にメインカラーをふんわりと。
そして「目のキワ」にだけ、濃いブラウンやボルドーの「締め色」を細く入れましょう。
これだけで目のフレームがくっきりします。
⚫︎「隠しラメ」は”多色パール”を黒目の上に
ここでのラメは、大粒のギラギラ系はNGです。
「多色パール」の入った、粒子が細かくシアーなシャドウを選びましょう。
「黒目の真上」にだけ、指でポンと乗せます。
これが「隠しラメ」です。
伏し目になった時や、瞬きした時にだけ「チラッ」と光り、上品さを演出してくれます。
⚫︎アイラインは「目尻長め」の切れ長に
和装には、丸い目よりも「切れ長」の目が映えます。
リキッドアイライナーで、目尻から5mmほどスッと流すように描きましょう。
色はブラックでも良いですが、「バーガンディ」や「アッシュブラウン」にすると、一気に垢抜けた印象になりますよ ⸝⋆
⚫︎マスカラは「ロング&セパレート」一択!
ボリュームタイプの「バサバサまつ毛」は品格を損ねる原因に。
ビューラーで根元からしっかり上げたら、「ロング&セパレート」タイプのマスカラをスッと一度塗り。
ダマにならないよう、コームでしっかりとかしてください。
成人式当日は食べたり飲んだり、マスクを付ける方も多いと思います。
できるだけ色落ち&お直しは防ぎたいですよね。
⚫︎「ティント+マットリップ」の二刀流
まず、唇全体にティントを塗り、1分ほど置いてから必ずティッシュオフします。
このひと手間で、色持ちが格段に変わります。
その上から、振袖の色に合わせたマット系(またはサテン系)の口紅を。
この時、余裕がある方は「リップブラシ」を使って丁寧に輪郭を取って塗ってみてください。
きっちりと塗られた唇は、一気に「きちんと感」と「品格」を上げてくれます。

さあ、成人式が終わったらいよいよ変身タイムです!
朝の「7割メイク」を「120%のパーティフェイス」にアップデートします。
付け加えるのは、「スティックハイライト」「大粒ラメシャドウ」「グロス」の3点だけです⭐︎
ドレスに着替えたら、まずは「肌の質感」を変えます。
⚫︎スティックハイライトを「Cゾーン」と「鎖骨」に
パウダーではなく、スティック状やバーム状の「生っぽいツヤ」が出るハイライトがマスト。
「Cゾーン(目尻の横)」「鼻筋」「唇の山」に指でポンポンと乗せます。
そして、最大のポイントは「鎖骨」と「デコルテ」!ドレスから覗く鎖骨のくぼみの上、そして肩の丸みにサッとひと塗りします。
これだけで、肌全体の露出バランスが整い、一気にドレス仕様の肌感になります。
いよいよ「ホリデイメイク」の真骨頂!光を大胆に足していきます。
⚫︎「黒目の下」にグリッターを!
朝のアイメイクは一切落としません。
その上から、「黒目の真下(涙袋)」に、大粒のグリッターやリキッドラメをちょんちょんと乗せます。(※上まぶたではなく「下」なのがポイント!うるうるとした瞳に見え、一気に華やかになります)
さらに、「目頭の”くの字”」にも少しだけ。
もしラメ落ちが心配なら、指先に「ワセリン」をほんの少しだけ取り、ラメと混ぜるようにして乗せると、ピタッと密着します。
仕上げは唇です。
⚫︎マットリップの上から「グロス」を重ねる
朝塗ったマットリップは、ティントのおかげでまだ色が残っているはず。
その上から、ラメ入りの「クリアグロス」や「プランパー」をたっぷり重ねましょう。
質感が「マット」から「うるツヤ」に変わるだけで、メイク全体の印象がガラリと変わります。
お友達との乾杯のグラスにも、ツヤやかな唇が映えること間違いなしです ⸝⋆
これは上級者テクニックですが、とても効果的な「変身術」。
⚫︎「香りの衣替え」を
振袖の時は、お食事の席やご挨拶の場を考え、香りは「無香」が基本です。
もしつけるなら、耳の後ろに「練り香水」をほんの少し、が上品です。
ドレスに着替えたら、フローラル系やシトラス系など、あなたの好きな香りのオードトワレを「手首」や「アキレス腱」にワンプッシュ。
すれ違った時、ふわりと良い香りがする…そんな「記憶に残る」ドレスアップの完成です。
最後に、振袖店ならではの視点で、振袖の色と相性抜群の「ホリデイカラー」をご紹介します。
イエベ(イエローベース)・ブルベ(ブルーベース)も参考にしてみてくださいね。
・アイ:ゴールドラメ × テラコッタブラウン(イエベ) / ピンクラメ × ローズブラウン(ブルベ)
・チーク:コーラルピンク / 青みローズ
・リップ:王道の朱赤(イエベ) / 華やかなカシスレッド(ブルベ)
・ポイント:最も王道で華やかな組み合わせ。アイメイクとリップの色味をしっかり出すと、振袖の強さに負けません。
・アイ:シルバーラメ × モーヴピンク / 寒色パール × グレージュ
・チーク:ラベンダーピンク / シアーなローズ
・リップ:青みピンク / シックなプラム
・ポイント:クールで知的な印象になりがちなので、チークやリップで「血色感」を足すのが鍵。透明感を最大限に活かして。
・アイ:大粒オーロララメ × ボルドーライン / オレンジゴールド × カーキライン
・チーク:肌馴染みの良いベージュ / じゅわっと滲むオレンジ
・リップ:深みのあるブラウンレッド / お洒落なテラコッタオレンジ
・ポイント:振袖自体がシックな分、メイクで最も遊べるのがこのタイプ!あえて目元や口元に「トレンドカラー」を持ってくると、周りと差がつくお洒落な印象に。
いかがでしたか?
今回は成人式も同窓会にも両立できる素敵なホリデイメイクをご紹介しました!
メイク直しする時間が限られている方はぜひ参考にしてくださいね♩
皆さまにとって特別な1日が、より素敵な思い出でいっぱいになることを願っています💛
今回の記事を参考にしてくださると嬉しいです!
スタジオファインは、県下最大のきもの専門店きものあさ川がプロデュースしている撮影スタジオです。
お宮参りや七五三の撮影だけでなく、成人式の撮影などもおこなっております。
年間約1200組以上の着物の撮影をおこなっており、豊富な実績と信頼で喜ばれております。
日本全国から素敵な衣装(着物やドレス)を集めて、皆様のお越しをお待ちしております。
ご自愛専一にお過ごしくださいませ。
◇ ◇ ◇
きものあさ川は、山梨県甲府市・甲斐市・韮崎市・南アルプス市・北杜市・山梨市・笛吹市・州市・中央市・富士吉田市・都留市・大月市・上野原市・市川三郷町・早川町・富士川町・身延町・南部町・昭和町・富士河口町・鳴沢村・忍野村・山中村・道志村・西桂町・小菅村・丹波山村で成人式のお手伝いをさせていただいております。
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